
まず結論
8BitDo M30 Xbox
- 強み
- 柔らかい十字キーで斜め・回転入力がスムーズ。前面ボタンの同時押しも快適。
- 注意
- 肩ボタンの間隔は近め。激しい操作で少し滑る感覚があり、有線専用。
- 向く人
- 軽さと回転入力を重視し、前面6ボタンを使いたい人。
使って感じたこと
M30で特に気に入ったのは、本体の軽さと、柔らかい十字キーで斜めや回転コマンドを入力しやすいことです。
前面ボタンの同時押しも扱いやすく、クラシック・モダンの両方を試したうえで、クラシックでも十分に使えると感じました。一方、肩ボタンの間隔は近く、指を置く本数によっては窮屈に感じる可能性があります。激しく操作したときに、手に触れる部分が少し滑る感覚もありました。
軽いパッドや回転コマンドの操作感を重視する人には、検討してほしい一台です。
良かったところ・気になったところ
良かったところ
- ・本体が軽く、包むように握れる
- ・斜めの保持・解除や前ステップがスムーズ
- ・回転コマンドと前面ボタンの同時押しが扱いやすい
気になったところ
- ・肩ボタンに複数の指を常時置く持ち方は、間隔との相性がありそう
- ・激しく操作すると、手の接触部分に少し滑る感覚がある
- ・有線接続のため、無線で使いたい人には合わない
スト6での操作感まとめ
横にスクロールして表全体を確認できます
| 評価項目 | 評価 | 実戦での所感・ポイント |
|---|---|---|
| 十字キー(コマンド精度) | ◎ | 柔らかく8方向のクリック感があり、斜め維持や回転コマンド、低空技の仕込みがスムーズ |
| 前面ボタン(同時押し・配置) | ◎ | 同時押しがしやすく、奥のボタンが少しだけ硬めで誤入力を防ぎやすい設計 |
| 肩ボタン(L/R系) | ◯ | 1本指での傾け押し分けは良好。2本指常時置きは間隔が狭く好みが分かれる |
| 握りやすさ・重量 | ◯ | 公称112.5gと超軽量で卵を包むように持てる。激しい操作時のズレにやや相性あり |
| 指・手首への負担 | ◎ | 本体の軽さと十字キー・ボタンの軽さにより、指への負担はほぼ感じなかった |
| 機能・設定 | ◯ | 専用ソフトでのリマップやプロファイル切替対応。USB有線専用(無線非対応) |
| コスパ・価格 | ◎ | 手頃な価格帯【4,590円(2026.9.29時点)】で前面6ボタン+Xbox公式ライセンスを取得 |
8BitDo M30 Wired Controller for Xbox
Amazon商品名:「8BitDo M30 XboxシリーズX | S、Xbox One、およびWindowsの有線コントローラー 6ボタンレイアウト - 正式にライセンスされています」
筆者の手の大きさを見る

▲ 手の長さ実測:手首から中指先まで約18cm

▲ 手の幅実測:4指の横幅約7cm
8BitDo M30 操作感ショート動画
握りやすさ軽いが、激しい操作では少し滑る
いろいろなパッドを使いましたが、個人的にはM30が一番使いやすかったです。
私の手では、大きすぎず小さすぎず、ちょうどよい持ち心地でした。強く握り込むというより、卵を優しく包むような持ち方になります。スティックのないシンプルな構成も気に入っています。
何より本体がめっちゃ軽いです。公称112.5gという軽さは、例えばiPhone 16(約170g)と比べても約60g近く軽く、普段持っているスマホよりもはるかに軽いため、手にした瞬間に軽さがはっきりと分かりました。指や手首への負担はほぼ感じられませんでした。
ただし、激しく指を動かすと、人差し指の付け根付近(親指付け根・手のひら側面部)で本体に触れる部分が少し滑る感覚がありました。軽さだけでなく、操作中の支えやすさも持ち方との相性があると感じます。

▲ 激しく十字キーを動かした際に少し滑ると感じた接触部分(赤丸箇所)。手のひら側の支え方に相性が出やすいポイントです
十字キーの斜め入力と回転コマンドの操作感柔らかく、斜めの切り替えがスムーズ
十字キーは柔らかめの押し心地です。8方向に軽いクリック感があり、斜め入力がかなりやりやすく感じました。
しゃがみガードの斜め下を維持しやすく、そこから前進やジャンプへ移る操作もスムーズでした。指を離したときの戻りも速く感じられ、連打や前ステップの2回入力も扱いやすかったです。
肩ボタン指1本で押し分けやすい。2本置きは相性あり
肩ボタンも軽い押し心地でした。前後のボタンの間隔が近く、人差し指をその中間に置いておくと、少し傾けるだけで押し分けやすいです。
一方、人差し指と中指を使い、前後のボタンにそれぞれ指を常時置く持ち方では、窮屈に感じる人もいそうです。私の手の大きさを基準にすると、さらに手が大きい人は、左側の両ボタンに指を置いたまま十字キーを動かす際に、操作しづらくなるかもしれません。
小さい手には収まりがよさそうという印象もありますが、これは私の手で使った感想です。手の大きさだけでなく、肩ボタンに何本の指を置くかも購入時に考えたいポイントです。

▲ 肩ボタン(天面のLB/LT)に指を添えた状態。ボタン同士の間隔が近いため、指1本での押し分けと2本置きで好みが分かれやすいポイントです
スト6のボタン配置:クラシック・モダンの設定クラシック・モダンの実機設定画面を掲載
クラシックとモダンの両方でボタン設定を行いました。前面6ボタンの利便性を活かした実際のキーコンフィグ画面と割り当て意図を紹介します。
クラシック操作でのボタン配置
前面6ボタンをアーケード筐体と同じ感覚で扱えるよう、上段3つに弱・中・強パンチ、下段3つに弱・中・強キックを配置しています。親指の腹を使った同時押し(弱P+弱Kの投げ、中P+中Kのパリィなど)がスムーズです。

▲ クラシック操作時のボタン割り当て設定画面
- ・上段(X / Y / RB):弱パンチ / 中パンチ / 強パンチ
- ・下段(A / B / RT):弱キック / 中キック / 強キック
- ・左肩(LB / LT):ドライブインパクト / ドライブパリィなどのショートカット
モダン操作でのボタン配置
モダン操作では、弱・中・強攻撃と必殺技ボタン(SP)、アシストボタンの押し分けやすさを重視して配置を割り当てました。

▲ モダン操作時のボタン割り当て設定画面
- ・前面ボタン:弱・中・強攻撃、必殺技(SP)ボタンをメインに配置(SAと投ボタンは正直なくても困りません)
- ・肩ボタン:クラシック操作と合わせた配置。L1はキャラによって設定を変える。
M30と他のパッドの比較十字キー・ボタン・握り心地の違い
DualSenseはグリップの安定感と、肩ボタンに2本指を置いた際の握りやすさが優秀でした。一方、私の使用感ではM30のほうが十字キーと前面ボタンを軽い力で操作でき、回転コマンドも扱いやすかったです。クラシック操作や軽い押し心地を求める方は、持ち替えで違いを感じやすいと思います。
OCTAは軽く浅い前面ボタンと、2本指を置ける肩ボタンが使いやすかったです。ただし、十字キーはM30より重く、□からR2までの距離も遠く感じました。私は柔らかい十字キーと回転入力を重視するためM30を選びます。PCでスティックを使うなら、今回触った中ではOmni 6が一番扱いやすかったです。OCTAより軽く倒せて、波動・昇龍も入力しやすく感じました。
特に回転コマンドは、私が使ったレバーレスやキーボードよりも入力しやすく感じました。低空無影蹴などの、事前に竜巻コマンドを入力して斜めジャンプをしながらKを押す操作も全くストレスなくできました。
4機種の操作感を比較します。M30・OCTA・DualSenseのコマンド項目は十字キーで試した結果です。スティックを使った感想は「スティック」欄にまとめています。
表を縦・横にスクロールできます。製品名と比較項目は固定されます。
| 比較項目 | M30 Xbox向け有線モデル | Omni 6(PC) | OCTA(PS5 / PS4 / PC) | DualSense |
|---|---|---|---|---|
| 公称重量 | 112.5g(公式) | 170±5g(ケーブルを除く・公式) | 約230g(公式) | 約280g(公式) |
| 十字キー | 柔らかめ。斜めの保持・切り替えや回転入力がスムーズ | OCTAより柔らかく、M30よりは硬め。3種類から好みの形を選べる | DualSenseより軽く、M30より重い。クリック感はない | 硬め。歩きガードや複雑なコマンドで切り替えに苦戦 |
| 前面ボタン | 6ボタン。軽めで親指を移動しやすく、同時押しも快適 | 6ボタン。OCTAよりストロークが浅く、なめらかに指を動かせる。同時押しもしやすい | 6ボタン。軽く浅い押し心地。同時押しは簡単だが□からR2が遠く感じる | 4ボタン。重めでコツコツした感触。配置と同時押しは扱いやすい |
| 肩ボタン | 間隔が近め。常時2本の指を置く持ち方は相性がある | OCTAより浅い押し心地で、軽く押せる。カチカチと鳴る音も良い | M30より幅に余裕があり、2本指でも窮屈さを感じない | 窮屈さがなく、握ったまま十字キーも動かしやすい |
| 握り心地・安定感 | 軽く包むように持てるが、激しい操作では少し滑る感覚 | 持った感覚はOCTAとほぼ同じ。ボタンが軽く、握ったまま押しやすい | 大きさがちょうどよく、激しい操作でもずれない | グリップに程よい摩擦があり、操作中もぶれない |
| 指への負担 | 指や手首への負担はほぼ感じなかった | ボタンが軽く、指や手首への負担はほとんど感じなかった | 2P側の真空波動を繰り返すと、十字キーに当たる親指の第一関節付近が少し痛くなる | 使用中に母指球に疲れを感じた |
| 歩きガード | 斜め下から前への切り替えがスムーズ | OCTAよりややスムーズ | DualSenseより切り替えがスムーズ | 後ろ斜め下から前への切り替えが少し遅れる感覚 |
| 前ステップ→波動 | 簡単に入力できた | OCTAより少し出しやすかった | 前ステップからはミスが多め | 1P側で難しく、特に前ステップからの入力で苦戦 |
| 一回転・低空ボルシチ | どちらも安定して入力できた | どちらも安定して入力できた | どちらも安定して入力できた | 一回転はM30より入力しにくいが、安定して出せる。低空ボルシチは少し難しい |
| 前ステップ→二回転SA3 | 安定して入力できた | OCTAよりも安定して入力できた | 難しく感じた | 1P・2P側ともにかなり難しく、ほとんど成功しなかった |
| 低空無影蹴 | コマンドを仕込んでから斜めジャンプする操作もスムーズ | コマンドを先に仕込むとバックジャンプに化けやすい。ジャンプ後の入力は安定 | コマンドを先に仕込むとバックジャンプに化けやすい。ジャンプ後の入力は安定 | コマンドを仕込んでからの斜め上入力が難しく、バックジャンプに化けやすい |
| スティック | 非搭載 | 今回使った中では一番操作しやすい。OCTAより軽く倒せ、波動・昇龍も入力しやすい。十字キー中心なら外して付属カバーを使いたい | 8角ガイドが扱いやすい。別途試した波動・昇龍は十字キーより作りやすいが、前ステップは遅れる感覚 | 今回のレビューは十字キーを中心に評価 |
| 選ぶなら | 軽さ、柔らかい十字キー、回転入力を重視する人 | PC向けの初めての格ゲーパッドや、OCTAからの買い替えを考える人 | DualSenseから6ボタンへ移行したい人、スティックで操作したい人 | すでに所有し、モダン操作で不便を感じていない人 |
操作感は筆者の感想、公称重量は各メーカーの表記です。


M30がスト6で合う人・購入前の注意点筆者の使い方と、選ぶときのポイント
今回の使用感では、軽い本体、柔らかい十字キー、回転コマンドの操作感を重視する人に合いそうです。前面6ボタンを使い、親指で同時押しする操作も好印象でした。
反対に、無線接続を必須にしている人や、肩ボタンに複数の指を常時置き、広い間隔を求める人は、自分の持ち方に合うか確認したいところです。私自身は格ゲーを有線で遊ぶため、接続方法に不便は感じませんでした。
スト6以外の使い勝手は未検証です。ほかのゲームにも兼用する場合は、そのゲームに必要なスティック操作やボタン構成を確認してください。
8BitDo M30 Wired Controller for Xbox
Xbox公式ライセンスを取得した6ボタン有線コントローラー。軽い本体と柔らかい十字キーで、スト6の斜め・回転入力を重視するプレイヤーに適した設計です。
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8BitDo M30 有線モデル 製品仕様(公式情報)
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| メーカー正式名称 | 8BitDo M30 Wired Controller for Xbox |
|---|---|
| 対応環境(公式公称) | Xbox Series X|S, Xbox One, Windows 10/11 |
| 接続方式 | 有線USB(Type-Cポート) |
| 本体重量 | 約112.5g(公式公称) |
| 外形寸法 | 147.2 × 74.5 × 31.2 mm |
| ボタン構成 | 前面6ボタン、天面肩ボタン(LB/LT/RB/RT)、専用Modeボタン、Xboxガイドボタン、ビュー/メニュー/シェアボタン |
| オーディオ | 3.5mmオーディオジャック(CTIA規格対応) |
| 設定ソフトウェア | 8BitDo Ultimate Software X(プロファイル切替対応) |
出典:8BitDo公式サイト仕様(2026年10月1日確認)

▲ パッケージ外箱と同梱物一式。本体、USB-Cケーブル、取扱説明書、Xbox Game Pass利用コード(今回購入した個体には入っていた)


